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2010 年5 月18 日

【告知】Maker Faire Bay Area に出展します。手作り3Dで「アバター」に挑戦。

オライリーが発行するもの作りの雑誌が「 Make : 」。 オライリーは動物のイラストが表紙のコンピュータ関係の書籍で知られる出版社です。 ティム・オライリーは WEB 2.0 の提唱者として有名な人物です。 日本語版も出ていて、私は創刊号を本屋で見かけて買いました。日本版は現在まで9号が発行されています。 「Make : 日本版」が主催する年2回のイベントがMake Tokyo Meeting で今週末5月22日、23日に第5回が開催されます。 私は第1回から「手作りプラネタリウムと立体映像」で出展しています。 とても楽しく刺激的なイベントで、第4回では出展者は200組ほど入場者は8000人ほどだそうです。 http://www.oreilly.co.jp/mtm/05/ アメリカ本家版のイベントMaker Faire はカリフォルニア州ベイエリアやニューヨーク、デトロイト、テキサスなどで開催され、 ベイエリアでは出展者500組、入場者8万人だそうです。 http://www.makerfaire.com/ このイベントに日本から(たぶん)ただ一人出展することになったわけです。 一昨年日本から慶応大学のユビキタスコンピュータ研究室が出展しているので、日本からの出展が初めてというわけではないのですが、 今年は同じ日に日本でMake Tokyo Meeting 05 が開催されるので、他の人は行ってないだろうと思います。 前からアメリカとか海外で手作り3Dをやってみたいと思ってはいました。 しかし、お金もかかるし、英語もできないし、誰か招待してくれればいいなといった漠然としたものでした。 第4回のMTMに出展した時、新型インフルエンザの流行でバザーなどのイベントの中止が相次ぎ、工房ヒゲキタは大ピンチ。 そこでカンパ募集の看板とカンパ箱を置いたところ、9万円近くのお金が集まったのでした。 その中にはアメリカの硬貨も何枚かありました。そういえば外国人も何人か見にきていました。 そこでひらめいたのです。 大道芸人みたいに投げ銭でやれば、アメリカでは結構集まるのではないだろうか。 3Dだけなら見れば分かるから英語をしゃべらなくてもいいのではないだろうか。 オライリージャパンに相談して、申し込みなどの仲介を英語でしてもらえることになり、とても助かりました。 ベイエリアの会場の大きさから逆算して、ドームも今の2倍の床面積の大型のものを製作しました。 しかし、ここで大きな問題がおこりました。ドームの素材が消防署の火災基準に引っかかったのでした。 カリフォルニア大学から移動プラネタリウムを借りる交渉もしてもらいましたが、荷物の移動の問題や、事前研修が必要などからあきらめ、ドームを難燃性の素材で作り直すことにしました。 インターネットで素材を探し出し、発注し、新しくドームを作り、素材見本を送り、やっと認可がおりたのは5月8日。フェアまであと2週間。 その後も京都や東京に出張があったり、そのための準備で、アメリカ行きの準備がまだ出来ていません。 出発まであと3日。まあ、なんとかなるでしょう。 ちなみに高校2年生の娘も連れていくことになりました。 みなさん、こんにちは。 ドーム3D劇場へようこそ。 私はヒゲキタ。日本から来ました。 私はこのドームとドーム3D投映機を作りました。 あなたは3D映画を見たことがありますか。 私は「アバター」を見ました。 もしこのドーム3Dが「アバター」より面白かったら、投げ銭してください。 よろしくお願いします。 というわけで、ジェイムズ・キャメロン、勝負だ! (アバターの興行収入は200億ドルくらいらしいですが、ヒゲキタの目標は渡航費用の2000ドルです)

投稿者:ヒゲキタ
at 00 :19 | 日記 | コメント(7 )

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